少し前の話になるのですが、娘が小学校でお友達にケガをさせてしまうという出来事があったんですよね。
故意にケガをさせたわけではありませんでしたが、小学校から連絡をもらったときには私もかなり動揺してしまいました。
そこで、今回は我が家の実体験をもとに子どもがお友達にケガをさせてしまったときの対応についてご紹介したいと思います。
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子どもがお友達にケガをさせてしまった!!
夕方帰宅する時間になってもなかなか帰ってこない長女。心配で迎えに行こうと思っていたとき小学校から電話がありました。
クラブ活動中(テニス)に娘がお友達にケガをさせてしまい、そのことで娘がかなりショックを受けて泣き止まないのでお迎えに来てほしい、とのことでした。
慌てて小学校へ行き顧問の先生から更に詳しい状況を聞きました。
先生から伺った状況は娘がテニスのラリーをしていた時、隣のコートのお友達がボールを追って娘の前に入ってしまいラケットが顔にあたった、とのことでした。
ケガをしたお友達は病院へ行っていて詳し事はわからないけれど、どうやら前歯がかけてしまったようだ、との情報も。。。
歯。。。4年生なので前歯は永久歯です。。。
もう本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
娘も相当ショックだったようで保健室の片隅で体操服のまま泣いて、状況が状況なだけに叱ることもできずなぐさめることしかできませんでした。
先生からはクラブ活動中の事故で状況的にも娘には落ち度がなく、相手の親御さんにもそう説明してあると伺いました。
でも原因がどうであれケガをさせてしまったことに変わりはなく、親がきちんと謝罪しなければならない事態だと思いました。
お友達にケガをさせてしまった後、我が家で行った対応
相手のお子さんは名前も初めて聞くお子さんで、親同士の面識もありませんでした。
娘の小学校には連絡網がないので、当然連絡先も分からず。。。
なので先生にこちらから直接謝罪をしたいので連絡先を知りたいことを相手の親御さんに伝えてほしいとお願いをしました。
数時間後先生から電話があり、ケガをしたお子さん宅の連絡先と電話しても大丈夫な時間帯を聞くことができました。
すぐにパパに連絡して事情を説明し、電話をする時間までに帰宅してもらうことにしました。
私が謝罪するより、父親がきちんと状況を把握して謝罪した方が一家としての謝罪になるかと思ったためです。
その後、当日お宅に伺う可能性も考え、菓子折りを購入しに行きました。
用意したお菓子は、定番でちょっとかしこまった3000円弱のもの。
色々調べたところ謝罪の際の菓子折りは1000円~3000円の間で用意している方が多いようでした。
電話可能と聞いていた時間になり、パパから連絡を入れたところ相手方のお宅はお母さんが対応してくださりました。
こちらからはケガをさせてしまったことの謝罪と、お子さんのケガの状況をまず伺いました。
やはり前歯が欠けてしまっていて1週間後にまた再診する、とのことでした。幸いにも神経には異常がなかったようです。
直接お宅に伺って謝罪をしたいことを伝えましたが、
「今回は先生から説明があったようにうちの子どもに原因があるので気になさらないでください。本人も自分が隣のコートに入ってしまった、と言っています。」
とおっしゃっていただきました。
我が家が住んでいる自治体ではこども医療費支給制度で中学生までは保険診療内であれば自己負担はありません。ですがケガの部分が歯なので、自費診療にかかってくる可能性があります。
費用が掛かる際にはこちらで負担をしたいことと、自宅の電話番号、パパの携帯電話番号を伝えました。
1週間後に再診予定との事だったので1週間後に再度電話をさせていただくことになり、当日の対応は終了となりました。
次の日には学校へ連絡し、電話の内容について報告しておきました。学校での事故であればお互いの家庭間だけでなく、学校とも情報共有しておいた方がいいと思います。
また、パパが加入している傷害保険に個人賠償責任保障特約をつけていたのでその補償範囲等も確認しておきました。
1週間後、ケガの確認のためパパから電話をしました。このときはケガをしたお子さんのお父さんが対応してくださり、父親同士での話し合いでした。
歯の欠けた部分は補修し、費用も医療費制度内ですんだことを教えて頂きました。再度謝罪に伺いたいことを伝えましたが、もう治療も済んだので気にしなくていい、と言っていただきました。今後追加の治療が必要になった場合にはいつでも連絡をください、と伝え今回の一連の対応は終わりになりました。
今回、相手のお宅に電話する前、学校側へ費用の話になった場合どこまで学校は負担できるか確認しておいたんですよね。学校が加入している保険でも対応してくれるとの事でしたが、保険診療部分だけで慰謝料や自費診療がかかる場合にはお互いの家庭で話し合ってください、と言われたんです。。。意外となんもしてくれないのね。。。と思っちゃいました。
我が家のケースではトラブルには発展しませんでしたが、慰謝料や高額な医療費を請求される可能性もあることを考えると保険の特約をつけておいてよかったな、と思いました。
子どもの心のケアも忘れずに。。。
故意にケガをさせたわけでなくても、お友達にケガをさせてしまったことは子ども自身もショックをうけていることが多いと思います。娘もしばらく落ち込んでいました。
親が謝罪の電話をしている姿にポロポロ涙をこぼしながら「お友達のけがはとても心配。でも私が悪いわけではないにお父さんたちが謝っているのも悲しいし嫌だ。」と言われました。
私とパパから娘が悪いことをしたわけではないこと、それでも誰かを傷つけてしまったならきちんと謝罪をしないといけないことをゆっくり説明しました。
ケガをさせちゃったならごめんなさいが必要だよね、と話たところ、学校で顧問の先生についてきてもらってお友達にきちんと謝ることができました。(先生には事前に立ち会ってほしいことを私から伝えておきました。)
今回のことは娘にとっても辛い出来事になり、娘の気持ちもしっかり受け止めて話を聞くように心がけました。相手を傷つけてしまった罪悪感や親が謝罪をしている姿を悲しいと思う気持ちがあれば、今後も誰かを故意に傷つけたりすることのない大人に成長していってくれると思います。
お友達にケガをさせてしまった時のまとめ
子どもがお友達にケガをさせてしまった場合、一番大切なのは誠意をもってきちんと謝罪をすることです。
相手のお宅と面識がない場合は学校に間に入ってもらい、連絡先や連絡してもよい時間帯を確認してもらいましょう。学校での出来事であれば途中経過についても随時学校に報告しておくと、万が一トラブルに発展した際にも相談しやすいと思います。
また、学校という集団生活の中では故意でなくても誰かにケガをさせてしまうことは十分にありえるので個人賠償責任保険に入っておくと安心ですね。
子どもが誰かにケガをさせてしまうことは親にとっても子ども本人にとっても辛い経験になりますが、親がきちんと謝罪している姿を見せることで、子どもが自分のしたことには責任が生じる、ということを学んでいってくれると思います。