こんにちは、まりです。
みなさんコリン性蕁麻疹ってご存知ですか?
蕁麻疹と聞くと特定の食品や薬の摂取後に症状のでるアレルギー性のものを思い浮かべる方が多いと思いますが、実は蕁麻疹にもいろいろな種類があります。
先日娘が「コリン性蕁麻疹」と診断されたので、娘の事例を紹介しながらコリン性蕁麻疹の症状と治療、皮膚科を受診する際のポインントについて書いていきます。
Contents
コリン性蕁麻疹
コリン性蕁麻疹とは
運動やお風呂に入ったとき、また精神的な緊張などで体温が上昇して汗をかくと汗が刺激となって表れる蕁麻疹です。
原因ははっきりとはわかっていませんが、アセチルコリン(神経伝達物質)が関与していると言われています。
子供から若い人に多く見られ、膨疹(赤くもりあがった斑点)が小さいのが特徴です。
この膨疹はかゆいだけでなくピリピリした痛みを伴うこともあり、症状は一過性で2時間以内に膨疹が消えることが多いと言われています。
娘の場合
お風呂に入ると体中をかゆがりチクチクすると言っていました。
もともと乾燥肌がひどくてよく体を掻いてしまうのでそのせいかと思いましたが、よく見てみると細かい発疹と場所によっては大きめの膨疹が。。。
このときは1時間ほどでかゆみは治まり、膨疹もきれいに消えたんです。
一番大きな膨疹でも5mmほどの大きさでした。
膨疹からもすぐに蕁麻疹かも、と思いましたが1つ1つが小さかったこと、毎回お風呂で出るわけではなかったので原因がよくわかりませんでした。
念のため、膨疹が出た際の夕食の内容をメモしておき、2回目の膨疹が出た後皮膚科を受診することにしました。
皮膚科を受診する際のポイント
膨疹がすぐに消えてしまうため、皮膚科受診時には症状がありません。
そこで、症状が出ているときの写真を撮って先生に診てもらいました。
写真は背中全体、細かい発疹のところ、大きい膨疹のところと分けて撮り、食事のほかに症状がでるタイミングもメモしていたので、それも伝えました。
すぐに先生が「あーコリン性蕁麻疹だね。」と。
コリン性蕁麻疹。。。なんだ??
温度差で生じる蕁麻疹は知っていたので、お風呂に入って温まったことで出るのかと思っていたのですが違ったようです。
その詳しい説明を聞いて納得。
娘はお風呂がきっかけで蕁麻疹が出ていましたが、毎日発疹がでるわけではありませんでした。発汗があったとき、すなわちしっかりお湯につかって熱くなったときだけ出てるので毎日じゃなかったんです。
ちゃんとつかってない日は出なかったのね。
お風呂はもう1人で入っているのでそこまで見てなかったよ。。。反省
先生からは
「写真とどのタイミングで発疹がでているか分かったからよかったよ。」
と言われました。
次に発疹が出たときにも写真を撮っておくように、と言われました。
- 一過性で受診するとき見られない症状であれば写真をとっておこう!
- いつ、なにをしたときに症状がでるのかメモしておこう!
コリン性蕁麻疹の治療-娘の場合
娘の場合は抗ヒスタミン薬のクラリチンが処方され、2週間後に再診となりました。
子供なので薬も効きやすく割と短期間で治癒するだろう、とのことでした。
また、わざと入浴や運動で汗をかく療法(ハーデニング療法)もあり、汗をかくことに体を慣れさせて症状を改善させるそうです。
しばらく様子をみてハーデニング療法と併用していくか検討することになりました。
症状の重症度によって処方される薬剤や療法が異なりますので、他の治療法もあると思います。娘はわりと軽症だそうです。
さいごに
今日は娘のコリン性蕁麻疹を紹介しました。
一過性の症状は写真に撮っておくと、先生に症状を伝える際にとっても役立ちます。
コリン性蕁麻疹はかゆみだけでなくチクチクとした痛みもあるようなので、早くに治してあげたいですよね。治療が長引くこともあるようですが、頑張ります!