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感覚過敏の子どもの制服問題|娘の感覚過敏と我が家で入学までにした準備

発達凹凸っ子の娘は今春、中学へ進学しました。

中学受験ではすったもんだしながらなんとか志望校へ入学することができて、入学前には電車通学の練習もたくさんしました。私が中学進学に際して心配だったことはいくつかあるのですが、その中の1つに「制服」があります。

というのも、娘は感覚過敏があって特に触覚が過敏で、着ることのできないものがたくさんあるから。シャツが着れるかな、指定の靴下がはけるかな、等心配でした。

まりママ
感覚過敏は我慢だけではどうにもならないことでパニックの原因にもなってしまうんですよね...。

靴下ひとつでそんなおおげさな、と言われることもありますが、学校に行けるか行けないかにも関わってくる大きな問題。

ねこ先生
娘ちゃん、一度気になりだしたらなかなか気持ちを切り替えられないから難しい問題だよね。

今日は感覚過敏っ子の制服問題について、入学までにした準備や通学がはじまってから工夫した点など我が家の奮闘について書いていきます。

Contents

感覚過敏の娘が制服が着れるか心配でした

感覚過敏は、感覚(聴覚・視覚・味覚・嗅覚・触覚)が特定または複数の領域で過敏に反応し、通常の生活で不便に感じる症状のこと。

娘は嗅覚や聴覚も敏感ですが、一番敏感なのが皮膚の触覚です。肌に触れるものすべてに敏感で、生活にも支障が出てしまうくらい大変でした。

靴下や靴、パンツ、シャツ、着るものはもちろん、自分の髪や砂に触れることも苦手。

苦手なものとうまく付き合う方法や苦手なものを回避する方法を試行錯誤してきて、小さいころに比べるとかなり楽にはなりましたが今でも足の裏の感覚や首もと、手首の感覚はかなり敏感です。

まりママ
一瞬我慢して着てもずっとそのことが気になって、「もう嫌だ。早く帰りたい。」になってしまうんですよね。

そのため、一日中着ている制服って結構ハードルが高く、着れるかすごく心配でした。

娘の感覚過敏と向き合ってきたことについての記事にしています。襟付きの服が着れない、靴下がはけない、と言うお子さんは参考にしてみてくださいね。

子供の感覚過敏
子供の感覚過敏|感覚過敏とうまく付き合うポイント5つ

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感覚過敏の娘と入学までにした制服対策

まりママ
感覚過敏の娘と入学までにしてきた制服対策です。
  • 中学の体験会では制服の試着があるところは実際に着せてみる
  • 志望校の説明会で感覚過敏があることと制服について相談した
  • 制服のサイズは大きめを選らんだ
  • 休みの時にローファーを履いておいた

一つ一つ説明していきますね。

中学の体験会では制服の試着があるところは実際に着せてみる

中学の体験会では制服の試着をやっていることがあります。

まりママ
試着できるのであればぜひ試着はしましょう!!

実際に写真で見るのと着るのでは全く印象も違いますし、本人の反応を確認することができます。女の子であればセーラー服やブレザー、男の子であれば学ランかブレザーかなどでも着心地は異なってきますよね。

娘の志望校はブレザーでしたが、制服は着れたもののリボンがつけられず...。一瞬つけてすぐに外してしまいました。

娘に聞いてみると苦しく感じるのが嫌、とのことで、少しリボンを伸ばすと苦しさは感じなさそうだったためリボンの位置を少しだけ変えることで対応することにしました。

試着ができなくても制服を飾ってある学校も多いので、生地の肌触りなども確認しました。

志望校の説明会で制服について相談した

受験前の説明会で相談もできますが、一概に相談した方がいい、とも言えません。規律重んじる学校だと制服が着れないということはマイナスポイントにもなりかねないので慎重に見極めてくださいね。

私も相談するかすっごく悩んだのですが、娘の感覚過敏は通学できないことにもなりかねないため我が家は相談することにしました。

学校の反応は、

  • 医師の診断書や意見書があると対応しやすい
  • 靴下がはけない場合はは同じ色のもので代用するなどを検討する
  • その都度相談して娘さんが過ごしやすくなるようにしましょう

とのことでした。

娘の第一志望校はわりと自由な校風のため、柔軟に対応してもらえる印象でした。説明会の学校側の対応が好印象だったこともあり、娘もこの学校に入りたい!という気持ちも強くなりました。

制服のサイズ選びは大きめを選らんだ

娘の学校はセーターやベストが丸襟でわりと詰まっているデザインだったので、ワンサイズ大きいものを選んでいます。

ただ、セーターやベストがジャケットの裾より出てはいけないことになっていて、ジャケットから出るようであればセーターの裾上げをしようと思っていました。(実際は大丈夫でした!)スカートはピッタリサイズを選んでいます。

ねこ先生
各学校、制服の着用の仕方についてもルールがあることが多いよ。確認しておくと安心だね。

靴も実測よりワンサイズ大きいものを選びました。ローファーは大きめだとカパカパ脱げてきてしまうので中敷き&かかとパッドで調整しています。

また、リボンはホックで止めるタイプなので、ホックの位置を少しずらして苦しく感じないようにしています。シャツの第一ボタンもゆるくなるよう少しだけ位置を変えています。

一番心配だった靴下は切り替えがつま先にないタイプだったので、特に問題なく履くことができました!

休みの時にローファーを履いておいた

これまで運動靴ばっかりだったので、ローファーに慣れるよう休みの日に履くようにしていました。

まりママ
入学式にピカピカの靴で行きたいとも思いましたが、革靴の固さやローファーのかかとの高さに慣れるように履くようにしました。

中敷きやかかとパッドを違和感がないように調整してピッタリにしています。実際に履いて出かけると歩きやすい、歩きにくいが分かるので事前に履いておくと安心ですよ。

盲点だったのが通学カバン

制服、靴は微調整しながら違和感なく着ることができましたが、盲点だったのが通学カバン。肩にかける一般的なスクールバックで特に問題なく持てると思っていました....。

それが教科書類を入れてお弁当、水筒を入れるてちょっとぼこぼこしちゃうともうダメなんです。脇に当たる感覚が嫌なんだそう...。

インナーバックや入れ方を色々試して、結局サブとしてリュックを持っていくことで落ち着きました。リュックも黒か紺との指定があったので、慌ててシンプルな黒いリュックを買いに行きました。

対応できる部分は対応して少しでも不快感を減らしています

今日は娘の感覚過敏と制服について我が家でやってきた対応をご紹介しました。

学校に事前に相談していたことで、万が一着れなくてもなんとかなる!とかなり気持ち的に楽になっていました。一概に相談した方がいいとも言えませんが、制服は毎日着るものですので症状が強いお子さんは事前に相談しておくと安心ですよ。

娘は首回りや腕が敏感なため、ボタンの位置を変えたり制服のサイズを大きめにするなどの工夫をしています。。

まりママ
感覚過敏は本人にとっては辛い症状です。楽しく学校生活が送れるよう、工夫できるところは工夫して乗り越えていきましょう!
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