不登校の子どもたちの中には発達障害やグレーゾーンなど、勉強面や生活面での困難さを抱えている子がいると言われています。
実際に自閉症スペクトラム障害の娘も学校に行けない日がたびたびあります。環境の変化に弱く、集団生活が苦手なので学校に行くだけで疲れてしまうんですよね。特に小学6年生の時は欠席が多く、このまま学校に戻れないかも、と思ったこともありました。

そんな時、いろいろ調べていて知ったのがオンライン教材のすらら。
すららは、インターネットを通じてゲーム感覚で学ぶことができる対話型のデジタル教材で不登校を出席扱いにすることのできる教材です。
学校に行けない不登校の子どもにとって、出席日数が足らないことが不利になることがありますよね。内申点がその代表。
また、小学生のうちは内申点は関係ありませんが、学校に行けないことに対して子ども自身が劣等感や焦りを感じていることも多く、自宅での頑張りを学校から認められることで学校への復帰のハードルを下げることができるます。


ただ、このオンライン教材を使って不登校を出席扱いにする制度は実際に利用している方が少ないのが現状。
これは文部科学省が決めた方針なんですが、制度自体が認知・浸透されていないので現場の先生も知らないことがあるんです。

この記事では、
- 不登校を出席扱いにできる制度とは
- 不登校を出席扱いにできる教材すららとは
- すららで不登校を出席扱いにするために必要な要件7項目
- すららで不登校を出席扱いにするために実際に行う手順
- すららが不登校のお子さんに選ばれる理由
について書いています。
文部科学省が設けている要件を満たせばすららでなくでも大丈夫なのですが、すららは不登校のお子さんに対して公式のサポートがあります。前例があるとそれをもとに交渉しやすいですよね。
学校とどう交渉していくのか不安であった場合、相談窓口があるのも強み。
お子さんの不登校で悩んでいる、子どもの不登校を出席扱いにしたい、という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
文部科学省通知:不登校を出席扱いにできる制度とは
文部科学省は、学校に行くことができず十分な支援を受けられない状態の児童・生徒に対し、IT等を活用した自宅学習を出席扱いにするという方針をきめています。
この制度は2005年から施行されたこの制度ですが2018年度で出席扱いとなったのはたった286人にとどまっていて、2019年に改めて復学前提でなくてもオンライン学習を出席扱いにできるよう通知がされています。
文部科学省の通知を確認したい方は下のリンクから確認してくださいね。
>>文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」
この通知をうけて2020年10月22日に公開されたデータでは608人にまで増えてきています。
利用者が増えてきているものの不登校児・生徒181,272人中のたった608人。

文部科学省が教育委員会や学校に積極的に通知を行ったため今後認知度が広がっていくと思いますが、実際にその学校で前例がないと先生たちも良くわからない、という状況だと思います。

不登校を出席扱いにできる教材すららとは
すららは、インターネットを通じてゲーム感覚で学ぶことができる対話型のデジタル教材。学習範囲は小学校1年生~高校3年生までで、無学年式なのでその子にあったペースで学習を進められる教材です。
対応学年 | 小1~高3 | |
対応教科 | 国・算・理・社・英 ※理・社は小3~中3範囲 無学年式のため学年をまたいだ受講が可能 |
|
先取学習 | ◎ | |
自動採点 | ◎ | |
解きなおし機能 | ◎ | |
受講費用 | 8,228円~ | |
使用末端 | 手持ちのPC・タブレット |
すららはこんなお子さんはおすすめ。
- 学校の授業についていけない
- 教科ごとに得意・不得意の差が大きい
- 学校に行けずに自宅学習をしている
知名度はタブレット学習のチャレンジタッチやスマイルゼミほどは高くありませんが、個人の家庭だけでなく1,075の学習塾、1,096校の学校で使用され教育機関にも導入されている教材です。
すららについては詳しく口コミを書いているのでこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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【あきらめないでほしい!】すららが発達障害の子におすすめな理由5つと実際に使った口コミを紹介
続きを見る
すららで不登校を出席扱いにするために必要な要件7項目
IT教材を利用した自宅学習を出席扱いにするには文部科学省が定める以下の7つの要件を満たすことが必要です。
- 保護者と学校との間に連携・協力関係があること
- ITや郵送、FAXなどの通信教育を活用した学習方法であること
- 対面の指導が適切に行われていること
- 学習の理解の程度を踏まえた計画的な学習プログラムであること
- 校長が対面指導や学習活動の状況を十分に把握していること
- 学校外の公的機関や民間施設等で相談・指導を受けられない状態であること
- 学習活動の評価は、計画や内容を学校の教育課程に照らして判断できること
引用:文部科学省|「不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」(PDF)

保護者と学校との間に連携・協力関係があること
不登校を出席扱いにするには学校との連携が欠かせません。
担任の先生に制度の利用を考えている旨を伝え、出席扱いに関する連携・協力をしてもらえるよう、話を持ちかけてください。
ITや郵送、FAXなどの通信教育を活用した学習方法であること
すららはインターネットとPCかタブレットがあれば、どこでも勉強することが可能。
すららはITを活用した通信教育に該当するのでこちらの項目は問題ありません。
対面の指導が適切に行われていること
自宅学習を出席扱いにしてもらうためには、対面での指導も必要です。
対面での指導の回数や場所、誰による指導なのか(担任の先生やスクールカウンセラー、保健室の先生が担当することが多いようです)は学校によって異なるため、まずは担任の先生に相談してみましょう。
学習の理解の程度を踏まえた計画的な学習プログラムであること
すららは文部科学省の学習指導要領に対応した教材。
英語・数学については多くの学校様で採用されている教科書について、すららとの対応表もあるため学校の授業との進度を確認することができます。
対応表の確認はこちら。
また、すららにはラーニングデザイナーという機能があり子ども一人ひとりの理解度に合わせて学習計画をたてることが可能になっているのでこちらの項目も問題ありません。
校長が対面指導や学習活動の状況を十分に把握していること
校長先生が対面指導や自宅での学習内容を把握する必要があります。
すららには学習した履歴を確認できる学習管理機能でがあるため、履歴を簡単に取り出し担任の先生や校長先生と学習内容を共有することができます。
この項目も問題ありませんね。
保護者が記録を作成する必要がないので管理の手間がかからずいいですよね。
学校外の公的機関や民間施設等で相談・指導を受けられない状態であること
公的機関・民間施設等で相談や指導が受けられない状態なので、塾やフリースクールなどに通えている状態であれば該当しないということですね。
家に引きこもりがちで人と会うのが苦手、人間関係がうまく築けず自宅外での学習がストレスになってしまうような場合は条件に当てはまります。
お子さんとどこで学習をしていきたいのか十分に話し合いましょう。
学習活動の評価は、計画や内容を学校の教育課程に照らして判断できること
学習評価は
- 知識・理解
- 技能
- 思考・判断・表現
- 関心・意欲・態度
の「4観点」で判断されます。この部分は学校の評価になるため学校側との協議が必要になります。
学校によって自分で作った作品の提出や学校から配布されるプリントの提出が必要になったりするようです。
すららにはすららコーチと呼ばれる現役の塾の先生が担当についてくれます。学習設計や学校とのやり取りについても相談ができるので心強いですね。
すららで不登校を出席扱いにするために実際に行う手順
不登校を出席扱いにする要件をご紹介してきました。

不登校を出席扱いにするための事前準備をしよう!

どういった教材を使って自宅学習をしていくか決める必要があります。実際に受講してある程度教材のことが分かったうえで交渉すると、学習管理画面等の説明もできるかと思います。
教材はすららでなくても要件を満たすものであれは問題ありませんが、すららには実際に不登校のお子さんが利用している前例(すららは100例以上!)があるため説明がしやすいですね。
すららは専属のすららコーチが必要であれば事例の提示までサポートしてくれるので、こういった公式のサポートが受けられる教材を選ぶと負担が少ないと思います。

文部科学省が教育員会や学校への働きかけを強めているので以前に比べれば認知度も上がっているとは思いますが、先生方が制度についてよく知らないという状況も考えられます。
そのため、説明をする資料を準備しておくといいです。
文部科学省の「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日、「不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠席の取り扱いについて」はぜひ準備していきましょう。
また、教材のパンフレット等教材の内容を説明できるものを持っていくと交渉がしやすいです。すららの場合前例について公式HPでも紹介していますが、前例について資料を送ってくれるよう相談してみるといいですよ。
※すららは不登校の出席扱いに本気で取り組んでいる企業で定期的に説明会なども開催しています。メールを登録しておくとこういった案内がくるので、登録をしておくと不登校に関する説明を聞くことができますよ。
公式サイトにいくと、
無料で資料請求、学習体験ができます。
学習体験はメールの登録のみでとくに住所や電話番号を登録する必要もありません。
資料請求はもちろん住所等の登録が必要にはなりますが、学校との交渉などを視野に入れている場合には請求しておくと後々楽だと思います。
担任の先生に不登校を出席扱いにしたいことを伝える
資料の準備ができたら、担任の先生に相談をします。
話すポイントとしては、
- 文部科学省が通知を出している「ICT教材を使った自宅学習を出席扱いにする制度」を担任の先生が知っているか
- 担任の先生が制度について詳しく知らない場合は資料を渡して目を通してもらう(前例があること、利用者が増えてきていることを強調しましょう)
- 学校には行けていないけれど、学習への意欲はあって子どもと学校のつながりを作りたい、再登校へのきっかけを作りたいなど学校との連携を図りたいことを伝える
- 学校として前例がない場合は校長先生や教頭先生を含めた話し合いの場を設けてもらうようお願いする
です。
上の要件7つの中に「校長が対面指導や学習活動の状況を十分に把握していること」があり、最終的な判断をするのは校長先生です。
校長先生もお忙しとは思いますが、ぜひ面会の時間をいただて自分たちが本気でこの制度の利用を考えている旨を伝えましょう。
校長先生、担任の先生を含め学校側と詳しい条件等を話し合う
学校側との面会にはぜひ下記のものを持参していきましょう。
メモ
- 自宅で使用する教材のパンフレットなど内容がわかるもの
- 使用している教材の学習履歴がわかるもの
- 不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)
- 不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠席の取り扱いについて」
- 不登校を出席扱いにした前例について
- メモ
可能であれば夫婦での面会に出席するといいと思います。

残念ですが母親だけで交渉するより父親が前面に出た方が相手が真剣に受け取ってくれるケースがあります。もちろん母親だけでも真剣に聞いてくださる先生もたくさんいるとは思いますが....。
面会時にはメモをとるようにして、どんな反応だったのか、どういったことを言われたのかぜひメモをしておきましょう。
学校側の判断を待つ
通っている学校で前例がある場合には解答は早いと思います。前例がない場合は学校側も要件の確認や教材の確認等が必要ですので、少し時間がかかるかもしれません。
また、学校側から質問がある場合があります。すららの場合は学校側からの問い合わせにも対応してくれるので、すららコーチや相談窓口に連絡、確認し解答するようにしましょう。
すらら相談窓口:0120-441-370(平日10:00-13:00/14:00-19:00)

学校から OKが出たら出席扱いのルール作り
学校から不登校を出席扱いにする対応のOKがもらえたら、次は学校側とルール作りをします。
学校側からどういった条件で出席扱いにするか、対面指導を放課後や保健室などで行うか、自宅に訪問してもらうのか、評価はどうやって行うかなどの連絡があると思います。
この時、前例を提示しておくと学校側もどういった対応をしたらいいのかわかりやすいので具体的な前例を提出しておきましょう。
出席扱いは学習履歴の提出で問題ないようですが、評価に関してはテストをする学校や担任が自宅を訪問して本人と面談するなど学校によって対応が異なるようです。

すららが不登校のお子さんに選ばれる3つの理由
すららが不登校のお子さんにおすすめな理由は、
- 不登校のお子さんの指導実績が豊富
- 学習管理機能が優秀
- すららコーチによる手厚いサポート
です。
すららは授業の進度に合わせて学習が進む学年式ではなく、子どもに合わせた学習スピードで勉強ができる無学年式。
不登校ですでに学校の授業から遅れてしまっている場合でも、学年をまたいだ学習が可能です。

すららの学習管理画面では子どもが授業に追いつくまでに必要な単元数やどれくらいのペースで勉強していけばいいのかが分かるようになっています。学習履歴を確認できるので、学校に状況説明もしやすいんですよね。
また、すららは通信教材ですがすららコーチとよばれる現役の塾講師のサポートを受けることができます。学習計画を立ててくれ、計画に沿った学習をすすめられるようサポートしてくれます。
すららのHPにも実際に不登校を出席扱いにした家庭の事例が載っていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。参考になりますよ。
子どもの学習履歴から学習行動の特性を細かくチェックし、子どもにあったカリキュラムを設計してくれます。
不登校の出席扱いを学校と交渉する際にも力になってくれると思います。
重要なのはどこで勉強するかじゃない!子どもに合った学習方法で可能性を広げよう
今日は通信教材すららで不登校を出席扱いにする要件と手順をご紹介してきました。
文部科学省は不登校児童生徒とは「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要素・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」と定義しています。
我が家の娘も小学校の時学校に行きたくない時期があって休みがちなこともありました。
連続して休んでいたわけではないので、学校側も不登校という認識はしていませんでしたが私はこのままずっと学校に行かなくなったらどうしよう...とすごく不安に感じていました。


すららはすららコーチのサポートも受けられるので、どう指導して行ったらいいのか行き詰ったときには相談できるのも心強いですね。
学校に行けていないことになにかしらの負い目を感じているお子さんが多いので、子どもの頑張りを認めてあげるためにも不登校を出席扱いにする方法を検討してみてください。
ただ、どんなに親が気に入った教材であってもお子さんが興味を持たないと意味がないので無料学習体験はしてからの入会がいいと思います。
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